野生生物の現状を推察するには、さまざまな角度から分析する必要があります。
多種多様な生物群を、長期にわたりモニタリングし経年変化を追うためには、その精度に耐えうる設計に基づくデータベースの構築が不可欠です。

野外調査とGISの知識を活かし、プロジェクト全体を見通したデータベース(DB)&システム設計・構築は、その後の作業を効率化をもたらすだけでなく、結果の信頼性とコストパフォーマンスを高めます。

GISによる 現況の自然環境をより正確にデジタルで再現し、分析や解析により得た結果を通して信頼性の高い予測が行えます。

また 三次元画像等、GISの持つ多彩な表現方法により、スムーズな意思決定を促します。

解析例

行動圏推定

最外郭法(Minimum Convex Polygon)に加え、 Kernel密度推定法 (Fixed Kernel density estimation)と、LoCoH法(Local Convex Hull )の重ね合わせ。

飛跡等のデータから、出現頻度を算出。指標行動等の重み付けから、コアエリアを算出。

旋回行動等は全てシンボルにて表現している為、過大評価させる事無く解析が行えます。

主な解析手法

  • 行動圏解析
  • 空間解析
  • 近傍統計解析
  • 各種内挿処理
  • 3D解析(レンダリング)
  • トラッキング解析
  • ネットワーク解析

主な業務経歴

  • ニホンザルの遊動域算出
  • 猛禽類生息域・利用環境分析等