フィールドワークへのGIS導入
日本でも、社会的インフラサービスとなったGISは、ソフト・ハード共に進化を続けております。
弊社では、フィールドワークへ積極的にGISを導入しております。GPS(D・AGPS)は勿論、モバイルGIS等のツールも状況に応じ組み合わせて使用します。
どのような、高性能・高機能デスクトップGISソフトを利用しようとも、フィールドにおける情報収集の方法を誤っては正しい解析は行えません。これまでの方法では、収集されたデータの形式の統一化や、精度を一定水準まで引き上げる為のデータ洗い直しとも呼べる作業に膨大な労力と時間を費やさざる負えませんでした。
GISソフトも今やスタンダードになりました。さらに高度な解析が可能となった今、データ収集の方法も同時に見直していくべきだと考えます。作業効率とコストパフォーマンスのアップに繋がる、フィールドGISをご提案させて頂きます。
メリット
- フィールドで最低限のGISデータ化が行えるので、デスクトップGISでの作業を大幅に削減できます。
- 紙面データをGISデータ化する際、現場を知らないオペレーターが作業に携わる事も少なくありません。フィールドでGISデータ化する事で、高精度のデータを得られます。
- GISデータは共有が容易です。調査員間でデータを現場で共有する事により、連携の幅が広がり作業効率アップに繋がります。
- GISデータは、フィールドとオフィス間でのデータ共有も迅速に行えます。現場で行えない負荷の高い解析処理をオフィスのデスクトップGISで解析し、現地調査員へデータ送信する事で解析結果を現場で確認。調査設計・方針の見直しが大変フレキシブルになります。
- GISデータはクライアントの皆さまへの、進捗状況・現況報告もスムーズです。
事例
突然の調査地点の追加
ある調査地点が急遽追加されました。現場地点を示すshpファイルを弊社オペレーターが作成し、直ちに現場調査員に送信します。モバイルGISで調査地点を確認し、調査員間で協議、その調査地点に最も近い調査員が現場に向かいました。一度、町まで下りる事や、日を改めての出直しを避ける事ができました。
調査チームの連携
膨大な調査地点があります。複数チームで作業に当たっている場合、同一地点での2重作業を避ける為、定期的に互いのデータを共有します。動きの無駄を省くだけでなく、データをもらうだけで他チームの引き継ぎも容易です。紙面ベースではコピー機でも持ち合わせていない限り、複数チームへの情報共有は不可能でした。
コンサルについての考え方
その昔、今ほど研究が進んでいなかった時代に良しとされていた事に、過ちが見つかる事も多くあります。今正しいとされている事も将来変わる事無く評価されるのか、常に問いかけねばなりません。
その為にも、モニタリングは大変重要なモノになると考えます。
このモニタリングに重要な要素は、『継続・持続可能』であるかが最初のハードルであると感じます。調査においても、GISでの作業においても、その労力とコストの削減が重要なキーワードになってくるのではないでしょうか?
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