理念
古来より日本の人々は、豊かな恵みを与えてくれる自然に深い感謝と畏敬の念を抱いてきました。
土地を守る神を祀り、自然や野生生物を神聖なものとする思想のもと、
日本固有の自然との共生の在り方が発達したことは
現在の天然林や里山、鎮守の森といった四季折々の多様性ある自然環境を育んだ
一つの要因と言えるでしょう。
一方、西欧諸国では、自然は、人々が管理すべき財産であると考えられてきました。
その結果、環境保全や野生生物管理が発達して国立公園やレンジャーといった
システムなどが
生まれました。
過去において我が国は、西欧を含む海外の思想を取り入れる段階で、
自然をいかに利用するかということを考えるようになりました。
日本は自然という財産の消費を行っても、危険が及ばないよう管理や保護する責任を、
今ほど感じていなかったと考えられます。
世界的にも環境保全の必要性が叫ばれている今、北欧諸国やドイツなど、
環境先進国と称される国々から最先端の保全方針や技術が、我が国にも導入されています。
しかし西洋的な思想に基づく方針や技術を、そのまま取り入れるだけで、
日本の自然環境をはじめそこに生息する生物達を保全することが出来るのでしょうか。
美しい日本の自然を守り、豊かな共生関係を取り戻すためには、
西洋の進んだ環境保全の知恵と技術に加え、日本の風土や文化を踏まえた、
固有の方策を生む必要があると、私達は考えます。
忘れてはならないと感じるのは、自然への畏敬の念。
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Nature worship有限会社(略称:NeWs)の概要